研究助成
「若手研究者研究助成」公募のご案内
日本芝草学会は、芝草学の発展のため、若手研究者および技術者に対して下記の要領で研究の助成を行います。
記
1. 研究分野:
芝草学の発展に寄与する研究を幅広く対象とします。
2. 応募資格:
本学会の正会員または学生会員で、35歳以下の個人。
3. 助成の件数と金額:
1件15万円で2件以内。使途は研究のための備品費、消耗品費、旅費・交通費、雑費等とします。
4. 研究助成期間:
原則として1年間とします。
5. 応募要領:
・助成希望者は、研究課題名(40字以内),研究の概要(400字程度)ならびに氏名、所属、連絡先、メールアドレスを明記した申請書を学会事務局に送付してください(郵送とメール送信のいずれも可)。
・申請書はA4で、様式は任意とします。
・研究業績(論文、学会発表等)があれば添付してください。
・学生(大学院生を含む)が申し込む場合は、指導教員の推薦状も提出してください。
6. 採 否:
本学会の理事会で採択課題を選定し、その結果を本人に通知します。
7. 成果の公表:
研究成果は、本学会春季大会において口頭発表または本学会誌「芝草研究」に論文として投稿することを原則とします。
本件に関するお問い合わせ、連絡先は下記です。
日本芝草学会事務局
〒110-0016 東京都台東区台東1-26-6 植調会館内
Eメール jsts●jcom.home.ne.jp
(●を@に書き換えて下さい)
これまでの助成対象者
令和5年度
・日髙涼太(東海大学 農学部 応用植物化学科)
「分子遺伝学的手法を用いたZoysia属種における種同定に関する研究」
平成31年度
・齊藤太郎(山梨大学大学院)
「公立小学校における教員による校庭芝生化へ至る社会構成」
平成30年度
・前田一行(明治大学 農学部)
「芝草フザリウム病菌の感染過程の視覚化による感染動態の解析に関する研究」
・裴 知秋(千葉大学大学院 園芸学研究科)
「芝生への植物廃材堆肥の施用が土壌の性質および芝草の成育に及ぼす影響」
平成29年度
・太田朋秀(日本大学 生物資源科学部)
「都市公園等における芝生管理の新戦略構築に関する研究」
平成28年度
・杉浦総一郎(東京農業大学大学院)
「Zoysia matrella Merr. の塩分適応性についての実験的研究」
・村上晋平((一財)関西グリーン研究所)
「刈りカス堆肥化技術および刈りカス堆肥を用いた芝地農業・化成肥料低減量技術の開発」
平成26年度
・岡崎麻衣子(宇都宮大学)
「芝地強害雑草スズメノカタビラの花粉発芽に関する基礎的研究」
・松岡美里(明治大学大学院)
「芝草栽培土壌における微生物相の解明」
平成25年度
・牧 誠也(東京大学大学院 工学系研究科 都市工学専攻)
「芝刈処理における経済的有利性の評価に関する研究」
・菊池佐智子(東北大学)
「芝生緑化の蒸発散・輻射熱軽減に着目した太陽光発電の発電効率維持に関する基礎的研究」
平成24年度
・三島大輔(日本大学)
「小規模簡易施設による芝刈屑の堆肥化手法に関する研究」
平成23年度
・永富史子(明治大学大学院)
「芝草病害の簡易遺伝子診断法の開発」
平成22年
・ Zu Ran氏(鳥取大学大学院)
「バーミューダーグラスにおける耐塩性機構の解明」
平成21年
・ 大木歩美氏(宇都宮大学)
「スズメノカタビラの繁殖特性に関する形態的研究」
平成20年
・ 飯野徳子氏(東京農業大学大学院)
「芝生によるヒートアイランド対策としての二酸化窒素の浄化能に関する実験的研究」
・ 福田美紀氏(同志社大学)
「オーバーシードの時期の子どもの気持ちの変容-芝生化1年目と数年目の比較から-」
・ 永野貴裕氏(日本大学)
「土壌ならびに利用と管理の条件が校庭芝生の存続に与える影響」
平成19年
・ 平 拓人氏 (明治大学農学部)
「ゴムチップの形状の違いが摩擦力のかかる芝生に及ぼす影響」
・ 齋藤宮子氏 (宇都宮大学農学部)
「Bacillus属を用いたサッチコントロールに関する基礎的研究」
・ 佐藤 文氏 (東京農業大学大学院)
「芝草による土壌中のCdの吸収除去に関する研究」
平成18年
・ 藤本 誠氏(明治大学大学院)
「暖地型芝草の病害抵抗性育種に関する研究」
・ 高久聡司氏
(東京工業大学大学院)
「地域と学校の関係の再構築における校庭芝生化の可能性-NPO団体の役割・機能に着目して-」
平成17年
・ 具光潤氏(宇都宮大学)
「ギンゴケの生態生理とその成長制御に関する研究」
・ 田中聡氏(京都大学)
「公共芝地の雑草植生を規定する土壌環境要因の分析」
・ 浅井俊光氏(東京農業大学)
「芝草の刈取り再生能による土壌中カドミウムの吸収除去に関する研究」
平成16年
・ 田村季実子氏(明治大学)
「芝草病害の発生と環境要因の解析に関する研究」
・ 橋本文恵氏(日本大学)
「小中学校校庭における芝生化の経緯と現状ならびに関係者の意識について」
平成15年
・ 齊藤学氏(日本大学)
「高温期における寒地型芝草の管理手法に関する研究」
平成14年
・ 張文三氏(東京農業大学)
「省管理型芝生、芝生屋根材料としての Zoysia tenuifolia の特性解明に関する研究」
・ 林烽柱氏(千葉大学)
「混生芝生の共存安定性に関する研究」
・ 青木則明氏(西日本グリーン研究所)
「クリーピングベントグラス数品種の特性調査と栽培管理技術の確立に関する基礎的研究」
特定課題研究助成
日本芝草学会「特定課題研究助成」公募のご案内
日本芝草学会では2009年度から,研究基盤の向上と学会のさらなる活性化を図るため,「特定課題研究助成」を実施しています。
これは,『今日必要とされている研究課題』を学会内から広く提案していただき,その中から学会が特に重要と認めるもの(特定課題)を選定し,助成するものです。
研究助成により,学会員がその課題の重要性を共通認識し,その課題に関する研究を活性化し,現場の課題解決につなげると同時に,大会での研究発表や研究論文投稿の増加,さらには学会員数の増大を図ることを目的としています。
本助成は,原則として,毎年応募を募り,1件30万円以内,毎年2件以内とします。成果は本学会の大会および論文投稿によって公表することを原則とし,会計報告を求めます。研究の期間は最長で2年とします(2年の研究期間で1件の申請になります)。
なお,助成開始に至った経緯などは,「芝草研究」第38巻第2号の「会告」をご参照下さい。
【研究テーマ】
下記ような分野のいずれかに関連する課題を設定してください。この分野区分は便宜上のものですので、区分にあまりとらわれなくて構いません。
1. 芝草の生理・生態に関する研究
2. 芝草の維持管理・保護に関する研究
3. 芝生造成・利用に関する研究
【応募方法】
芝草研究に掲載の申請書式を参考に申請書を作成し,日本芝草学会事務局まで送って下さい(メール送信可)。
この助成では,研究者と現場技術者が必要に応じてチームを作り,共同で課題の解決に当たることを期待します。研究責任者は本学会正会員または名誉会員であることを条件としますが,チームには学会員以外の方が加わっていただいても結構です。
本学会理事会で採択課題を選定し,応募者に通知します。
【応募・問い合わせ先】
日本芝草学会事務局
〒110-0016 東京都台東区台東1-26-6 植調会館内
Eメール jsts●jcom.home.ne.jp
(●を@に書き換えて下さい)